イヌサフラン食べ中毒死!スパイスのサフラン?行者ニンニクとの違い

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みなさん、こんにちは

帯広の女性が庭の植物(イヌサフラン)の根(球根状)をイモと間違えて煮物にして食べてしまい、食中毒で死亡したとのニュースがありました。

このイヌサフランには有毒成分(コルヒチン)が含まれているそうです。

えっ、スパイスのサフランは大丈夫?

と心配してしまいます。そのサフランは魚介の料理によく合うので、スペインのパエリヤ、南仏のブイヤベース、イタリアのリゾット・・・などに使います。

また今回のイヌサフランを行者ニンニクと間違うことが多いみたいで、間違って販売したり、食べたりする事件も発生していますね。

今回、イヌサフランとサフランの違いイヌサフランと行者ニンニクの違いを調査しました。

最後に実際のイヌサフランの誤食による死亡例も報告しておきます。

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イヌサフランとサフランの違い

イヌサフランユリ科ですが、サフランアヤメ科であり、違う種類でした。

またサフランは香辛料・染料・香料・薬用として紀元前から使われてるようです。

それぞれを分けて詳しく見ていきます。

イヌサフラン(有毒)ユリ科

ヨーロッパや北アフリカ原産の多年草で、9月頃、長い花筒を出してピンクの花を咲かせます。園芸用に品種改良したものはコルチカム(コルヒカム、コルキカムとも)の名で観賞用に栽培されています。
 植物全体、特に球根(鱗茎)や種子に、アルカロイドのコルヒチン(有毒成分)を含有しており、誤食すると嘔吐、下痢、呼吸麻痺などの中毒症状が起きます。

また薬用としては、コルヒチン(痛風の鑑別薬)の製造原料にもなっています。

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画像元:東京都薬用植物園より

以下の写真は、ウォーター・リリー(イヌサフランの園芸品種)ですが、これにも有毒成分はあります

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画像元:東京都薬用植物園より

サフラン アヤメ科

原産地は南ヨーロッパ、西アジアで、アヤメ科の多年草で、園芸用のクロッカスとは同じ仲間になります。

香辛料などに使うサフランは「薬用サフラン」、園芸観賞用(クロッカスなど)は「花サフラン」、有毒成分コルヒチン含む「イヌサフラン」と区別することもあるようです。

香辛料の収穫は開花期に、ひと花ひと花を手で摘み、めしべ3本を取り出したら火であぶるようにゆっくりと乾燥させます。

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画像元:ウィキペディア「サフラン」より

イヌサフランと行者ニンニクの違い

5月が旬の山菜である行者ニンニクと、イヌサフランの葉やその芽生えなどが似ていることから間違って採取し健康被害が発生しています。

その他、球根状の根(りん茎)はジャガイモやタマネギと間違えられたり、ミョウガと間違えられた事例もあります。

以下、東京都薬用植物園の「ギョウジャニンニクとイヌサフラン(有毒)」から画像などを引用させて頂きます。

行者ニンニク ユリ科

北海道、本州中部以北の林下に生える多年草。

自生地では山菜として食用にされ、山で修行中の「行者」が食用にすることが名前の由来のようです。

●行者ニンニクの芽生え

:葉を揉むとニンニク様の強い臭いがあります。イヌサフランにはその臭いがありません。

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●行者ニンニクの葉

:葉は通常、芽から1~2枚で葉の形状は楕円形になっています。

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●行者ニンニクの球根(鱗茎)

:地下には長さ4〜6cmのわん曲したラッキョウのような球根があります。外面は網状の褐色の繊維をまとっています。球根にも強い臭いがあります。

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●行者ニンニクの花

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イヌサフラン(有毒)ユリ科

前述し繰り返しになりますが、園芸用のコルチカムなどで栽培されています。植物全体に、アルカロイドのコルヒチンを含有し、誤食すると中毒症状が起きます。

●イヌサフランの芽生え

:イヌサフランの芽には、臭いがありません。

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●イヌサフランの葉

:多数の大きな葉がお互いに重なりあって出てきます。

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●イヌサフランの球根(鱗茎)

:地下には茶色の外皮の球根があります。球根を机の上などに置いておくだけで、花が咲くところから園芸植物として人気があります。(人気があるので、危険ですね)

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●イヌサフランの花

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最後にイヌサフランと行者ニンニクのまとめ

芽生えの臭いの違い

ギョウジャニンニクの芽生えには特有のニンニク臭がありますが、イヌサフランの芽生えには臭いはありません。

芽生えの葉の違い

ギョウジャニンニクの芽は、葉が1〜2枚ですが、イヌサフランの芽は、葉が多数重なり合っています。

死亡事例

以下、ウィキペディア「イヌサフラン」より抜粋

  • 2007年4月、新潟県で50代の男性がギョウジャニンニクと一緒に誤ってイヌサフランを摂食し、その後死亡した。
  • 2014年9月、静岡県御殿場保健所管内で70代の男性が、ギョウジャニンニクと間違えて栽培を続けていたイヌサフランを煮物にして食べ、その後死亡した。
  • 2015年9月、山形県で高齢の女性が観賞用として栽培していたイヌサフランを摂食し、その後死亡した。
  • 2017年5月、北海道富良野保健所管内でギョウジャニンニクと誤って食べ、一人が死亡する食中毒事件が発生している。
  • 2018年4月、北海道空知地方に住む70代の夫と60代の妻が自宅敷地内に生えていたギョウジャニンニクとイヌサフランをジンギスカンの具材として調理して食し、夫が2日後に死亡。妻も発症したが回復している。
  • 同年7月、北海道十勝地方に住む80代の女性が、自宅敷地内で採ったイヌサフランの球根をイモと間違えて煮物にして食べ、2日後に死亡した[9]。イモと誤食し、食中毒が発生した事例は道内では初とみられる。

まとめ

「サフラン」というとスパイスを連想するので、「イヌサフランで中毒死」と聞くと、その植物の仲間或いは、植物部位でスパイスになる部分と、毒性の部分があるのかなと思いました。

今回、調べて、サフランとイヌサフランは植物の種類が違うし、明確に区別でき、スパイスの製造では多分間違うことがない、少し安心しました。

しかしながら、綺麗な花として園芸用のイヌサフランが普通に栽培されているということは、自生のものもあるので、本当は良くないですね。実際に先に示した「死亡例」では、自宅敷地内で自生若しくは栽培していたもので発生しているのが4件も。

日本には元々存在しない植物が育っているということで、人間が間違って採取したりする場合もも。今後もあるので、注意をしないといけないですよね。

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